猫背歩行

普段言いたくても言えないことを、色々。

ワラジニスト〜二足のワラジのススメ〜

私は会社員でアマチュアミュージシャン

二足のわらじ生活を送っています。

 

Wワークを筆頭に、柔軟な生活スタイルを取り入れようというのが最近のトレンドなのは、皆さんもよくご存知でしょう。

どんな生き方を選択するも自由だけど、『こうでなければ』とか『これは出来っこない』とか、変な思い込みのせいで人生の選択肢が狭まってしまうほど勿体ないことは無い。

 

そこで今回は、ここ数年の私の生活を振り返って、2足のワラジ生活という、"ひとつの選択肢"のリアルを皆さんにお伝えさせて頂きます。

 

何かの参考になれば幸いです。

 

1.今の生活スタイル

平日週5日は9:00-18:00で会社勤め。

営業部で主にルート営業担当。

残業は月によってまばら、ほぼゼロの月もあれば、20時間を超える月もある。繁忙期は比較的予想できるが、突発的なトラブル対応もそこそこある。

音楽活動は、月2〜3本程ライブに出演。そのほかにも曲を作ったり、動画をSNSにアップしたり、ツイキャスで配信をしたりと、ライブ現場以外にも色々と活動の幅がある。

 

2.ワラジニストのキツいトコ

これは、単純に体力的にしんどい。

もうほんとそれだけ。

 

営業なので、2万歩以上ヒールで歩きまわった日には、へとへとで帰宅します。

貴重なアフター5に作曲やら、SNS用の投稿や動画・写真撮影やら、やりたいことは山ほどあるのに、『もう無理だ〜〜!ウワーー!!!』とソファに倒れ込んで寝てしまう、なんて日もよくある。

 

3.ワラジニストの良いトコ

①2つの軸があるので、どちらかが行き詰まっても片方に熱中できる

仕事で死ぬほどクライアントに怒られて凹みまくっていても、時間を忘れて作曲に熱中していたら、ちょっとスカッとして気持ちがリセットできたりする。

逆に曲作りで煮詰まったときは、音楽のことは一旦忘れて仕事モードで過ごす。そしたら徐々にやる気が出てきて、ふとした拍子に良い歌詞が浮かんだりする。

2足のワラジは、やらねばならんことが当たり前に多い生活を送ることになるけど、それを逆手に取って、うまい具合に気分転換しながら2つを進行していけるかどうかが重要です。

 

②片方の経験をもう片方に活かせる

世の大半は、私と同じように会社に雇用されて毎日電車でも社会でも揉みくちゃにされている疲れたサラリーマンである。

音楽を作るために生まれてきたド天才ミュージシャンもそりゃもちろん尊いけれど、会社勤めをしている人間の気持ちは、きっと同じ会社員の私のほうが分かっている。

天才にはなれなくても、音楽がすきな凡人会社員だからこそ作れるものもきっとある。と思う。クライアントに激昂されるのも、脂汗かきながらなんとかこなすクレーム対応も、慣れてもやっぱ嫌だし、でもこんな経験している私だからこそ!!!できることあるっしょ!!?!?!人生の出来事ぜんぶ無駄にしたくないし!!!という精神で、実際に会社員生活をネタにした曲を作ったりしています。すべてを音楽に昇華してやる〜というきもち。

 

逆に、お金の交渉や大人同士のビジネスの会話のマナーみたいな部分が営業経験で多少身についているので、ライブハウスのオーナーやブッカー、RECエンジニアとのやりとりではその辺の交渉力と社会経験が活きています。これはリアルに結構良かった点かも。

 

結果双方の経験が双方に良い形で作用してます。ソーホー!!!

 

4.ワラジニストのコツ

ズバリ『時間』をいかに確保するか。

これに尽きる。

私の勤め先は決してお給料はよくないが、休みを取りやすい。すんごい助かっている。

通勤時間も短縮できるに越したことはないので、ぜひ会社に近いところへ住むことをおすすめします。

 

睡眠時間を削るという手もあるけど、これができるかどうかは人によりけりなのでオススメはしません。私はロングスリーパーでもともと情緒不安定だし(死)、何があってもちゃんと寝ないと次の日に支障が出て結局本末転倒しますのでバチバチに寝ています。

あとは、時間を確保するためにある程度自炊を諦める。諦める勇気も大事!!!

オリジン弁当は安いし美味しいし。お金で時間を買うというのも一つの選択です。

 

その道一本の人よりも時間には制約がある、こればっかりはどうしても仕方ないのですが、その分取捨選択する判断力が必要だと思います。要領の良さ、タスク管理力とでも言うのでしょうか。

 

5.まとめ

人生は残念ながら、そんなにイージーモードではありません。

嫌なことを我慢する、脂汗をかく、それも人生というか、もはや人生の大半がそんなもんじゃないかと思うくらいです。

 

好きなことで生きていく、というフレーズが一時期流行ったりもしましたが、私には正直ピンときませんでした。

思い通りにならない日々を過ごすのも勉強だし、向いてないことをしなきゃいけない時期なんてのも人の成長には必要だと思うからです。

 

だけどさ、、、、死ぬ前に、『あーもっとやりたいことあったのになー』って思いたくないじゃん!?!?!

、、、だって私の人生だもん。

主役私だし。

 

そんな葛藤を繰り返していたら、いつのまにかワラジニストになっていました。

大変だけど、毎日ヤバめな充実感です。

 

無理矢理自分を納得させながら、なんか違うな〜って毎日を送っている人もたくさんいると思います。ワラジニストという選択肢もあるのだということを、頭の片隅にでも置いておいて下さると嬉しいです。    

 

とにかく、人様にやべぇ迷惑さえ掛けなければ、人生はガチで短いのでやりたいことは時間の許す限りなんでもやっちゃえ、日産。ということです(ごめん)。

 

以上!