私のことだけ見ててよ。
って言える女でありたかった、でも無理だもんな、だってそれが私だし。
客被りしてるキャバ嬢、2番手でも3番手でもいいから...ってダメ男に沼っている女の子、そして売れないシンガーソングライター。
ウチら準備万端!!!!いつでも食べて!!カモン!美味しいよー!!なのにさ、ウチらどこか歪で、急に魚の内蔵くらい脳天突き刺さる苦いところにぶちあたっちゃったりするからさ、なんか不器用な構造してっからさ、だから1番になれないのかなー。ってキリキリ悩んではTwitterのタイムラインでもスクロールして鬱をもみ消す深夜2時のウチら。
私の話をすればですが、シンガーソングライターおじさんよりシンガーソングライターの人口の方が多くないすか???と、演者同士で予約取り置きDMの取り合いをするというなんとも言えないこの構造に気づかないふりをして、私たちはライブの告知をするのです。
もっと私のこと見てよ
あのコのことなんて見ないでよ
私のこと本指名してよ
ソウメイおろせよ
てめぇ私の現場にこいよ
クッソーーーー!!!!このハゲ!!!!!!!!!●ね!!!.....でも、そんなこと言ったって、私はあのコより魅力がなかった、それだけ。あのコ苦いところなさそうだもんね。美味しく全部食べられそうだもんね。