ここ数年で身近な人を何人か亡くした。
その大半は病死で、年齢は50歳くらい。
歳を重ねれば誰しも体にガタが出るのはまぁ当然で仕方のないことだけれど、暴飲暴食もしない、なんなら外食もジャンクフードもあんまり食べないような、超超健康志向な会社の上司がご病気で亡くなったときは、なんとも言えない気持ちになった。
死は私たちの前に平等にであるけれど、私たちの人生の時間は平等ではない。いつお迎えが来るのか分からないのだから。
私は今年29になるから、もし上司と同じように50で死ぬとすれば、私の人生の折り返し地点はもう過ぎたんだな〜ということにふと気付いた。そしたら不思議なことに、なんだか肩の荷がおりたように、すーっと、心が楽になった。
毎日の辛いことも心配事もムカつくことも消化できないことも、反対に楽しいことも、ぜんぶ終わりが来るのだ。
じゃあ有限な残りの時間は、どう使っていこうか。
いままでは、自意識過剰で自分のことでいっぱいいっぱいな恥ずかしい人生を送ってきたような気がするから(まぁ若さってそういうモンだったりもすると思うけどね)、
本当の意味で、これからは他人のことをもっと考えて、ひとに優しく生きていきたいな〜。小っ恥ずかしいけど本当に素直にそう思う。良い意味でも悪い意味でも、自分が丸くなった気がするけど、きっと、歳をとるってこういうことなんだろな。
そして、良い歳の重ね方をしていきたいな