自分のことをなんにもない奴だと思う。
なんにもないまま歳を重ねてアラサーになった。
特に生活に不自由しているわけではないけど、なんにもない。ということが喉につっかえていつも違和感がする。
しかしモブキャラみたいな自分が嫌だと思うその真理は、世界が自分以外の視線によって構築されている、というごく健全な思考からなるのだと気付いた。
わたしをモブキャラたらしめているのはまぎれもなくHe/Sheの存在であって視線である。
裏を返せば、彼らや彼女たちがいなければ(わたしがその存在に気付きさえしなければ)わたしは主婦でもホームレスでもニートでもなんであってもモブキャラにはならないのである。
そんなことを気にしている。
薄っぺらい0.03ミリくらいのいやらしい自分のプライドや見栄が恥ずかしい。
でもさいきんは極薄でもなかなか破けないよね
人間って難しいな〜