猫背歩行

普段言いたくても言えないことを、色々。

『恋』〜イケメンは要らねえ、後悔しない人生に恋したいワ〜

自分の命が終わる瞬間を、仮に突然死ではなく、たとえば病院のベッドで迎えることになったとして、そして最期に少しでも思考する余裕があったとしたら、たぶん、もっと生きたかったなーーーあれもこれも食べてみたかったなーーー海外にもっと行ってみたかったなぁーと少しだけ後悔しながら目を閉じて息を引き取るだろう。

 

だけど実際の私はといえば、飛び降りようとビルに登ったり自分のことを傷つけたり自分の服をビリビリに引き裂いたりしていた普通のメンヘラである。(さすがにこんな酷い状態だったのは何年も前のことだが)今だってなんだかどこかがいつもグラグラしていて不安で仕方ない。というのを隠し、会社員に擬態して生きる毎日を送っている。

 

 

だけど、健康診断の結果を見る時、毎年なんだか妙にドキドキするのだ。

先日、体調が悪く不整脈を疑われ病院に駆け込んだときは、私もしかして死ぬのかな(大袈裟)と思うと、突然とても寂しい気持ちになった。

 

もう、どっちやねん。という話である。

生きたいのか、死にたいのか、どっちやねんワレ。という話である。

 

生きていたいけど、辛い(と自分の心が認知する事象)ことが多すぎて「これ以上生きていく自信がない」ということを、ものすんごーーーくアホっぽく簡単に表現すると「死にたい」になる、のだと思う。

 

そもそも「今後生きていく自信の有無」について考えているあたり、死ぬほど生きたい人間であるということである。

 

この、生と死の、ねじれてねじれてねじれている矛盾に次ぐ矛盾が、自殺大国日本のリアルの一部であり、私にはどうしても生きづらさを抱える人たちの「生」に対する恋心に見えて仕方がないので、気が付いたら歌を作ってしまいました。

 

そんなの違う!ワシは本当に消えたいんだ!という方にはごめんなさい。でも恋ってそんな感じじゃないですか?もつれて、絡まって、どうしようもなくなったリボンを茫然と見つめるような、恋ってそんな感情を抱きしめてゆくことなのではないでしょうか。

 

 

私たちは今夜も恋する、このいのちの続きに。

大阪は金魚鉢、東京はアートアクアリウム、身の程を知れ

街というのは入れ物らしい、言い得て妙。

 

 

要は金魚鉢なのである。中身は住んでいる私たちですら気付かないくらい、時代とともにちょっとずつ様相を変えていく。暮らしも仕事もカルチャーも、いつもちょっとずつ変わっていくもんね。

気づかないうちに私たちが勝手に作っている金魚鉢。それが街。

 

 

とりあえず私は大阪という金魚鉢で、もう30年も生活している。

正直、めちゃめちゃおもろい。

私は大阪が好きだ。

こないだ、目の前のギャルが道頓堀の中心で小銭をぶちまける場面に遭遇してしまった。どうしよう、とオロオロしている私をよそに、すぐさま見知らぬ超優しいギャルが大丈夫〜⁉︎と近寄ってきたのだけど、親切ギャルのネイルがあまりにも長く、デコられ、そして尖りすぎていて「全然小銭掴まれへんやんけ、バリおもろいねんけど、やばいバリおもろい〜」と爆笑しながら一円も拾えない小銭拾いを手伝っていた。

 

 

大阪はザックリ、「キタ」と言われる梅田を中心とするエリアと「ミナミ」と呼ばれる難波・心斎橋周辺エリアに分けられる。

 

キタは最先端を気取ったファッションビルや百貨店が立ち並ぶ。大阪初進出!みたいなファッションブランドやスイーツ店も多くて、ちょっと高級志向でちょっと洒落てて、流行はここで買えますよと言わんばかりのドヤ顔で突っ立っている。

 

一方のミナミはといえば、毎週商店街でパチモンのブランドバッグの叩き売りをしている。絶対に絶対にパチモンと一目で分かるくらいのパチモンなのに、人だかりが出来ていたりする。ありえない。

ギャル向けブランドがわんさか入っている、いにしえのギャル聖地"OPA"というファッションビルも未だ健在だ。結構デカい。(私はB2のフードコートによく出没する)

こないだミナミの人混みを歩いていたら、後ろから聞こえてきた女性二人組のトークが面白すぎて「もしかして....海原やすよともこ...⁉︎」と振り返ったらマジで普通のオバチャン二人組であった。素人のレベルが高すぎる。あとミナミにはアメ村があって、黒人がそこらじゅうにいて意味不明なパーカーを高値で売りつけてくる。

 

ここまで言えばもうお気づきだろうが、私が好きなのはミナミだ。効率よく買い物を済ませたいとか利便性でキタに行くことはあるけど、ミナミのテンションこそTHE大阪である。

時間があったら、曲作りに煮詰まったら、私はアメ村を散歩する。ぶっちゃけ休日のキタ(梅田)は人が多すぎて散歩とかできん。食べ歩きたいなァとふらっと入ったパン屋ですら物価が東京を気取っていて気が引ける、たけえ。

 

その点ミナミはまだ人が少ないし、なんかジャージで歩いても大丈夫な気すらしてしまう。

心斎橋から難波へ抜ける商店街もよくよく散策すれば古い喫茶から新しいアパレルブランドまで、新旧ごちゃごちゃで見応えがあって面白い。

(ちなみにレトロ感が映えると今若者に人気の「喫茶アメリカン」も難波にある)

 

あと私はアメ村が大好きだ。きったねぇ三角公園があって、意味わかんない輸入雑貨店とか、黒魔術専門店とか、見つけにくいけどいろんな店があって、そして何よりいろんなファッションの人が当たり前みたいに好きな格好で生きていて、ああ私も私でいいんだなぁと、なんだか素直に息ができる場所である。

 

 

東京の背中を必死のパッチで追いかけるキタも別に嫌いじゃない。実際便利だし。

でもここは金魚鉢。大阪という金魚鉢。東京のような日本一立派なアクアリウムをわざわざ真似なくたっていい。

 

おもしろオバさんも、ゼロ距離親切ギャルの爆笑も、パチモン祭りも、みんな許される限りの自由の中でふざけながら楽しく生きている。

地方の皆さん、首都東京にお住まいの皆さん、ぜひ一度、大阪に遊びにいらしてください。おもろいで。そして、できたら、うまく日程を合わせてもろて、私のライブにも遊びに来てな。

 

 

 

 

(あ、新世界の串カツとか別に行かなくていいです、観光客向けすぎる、あれはレプリカ大阪なので)

以上!

EAT ME

私のことだけ見ててよ。

って言える女でありたかった、でも無理だもんな、だってそれが私だし。

 

客被りしてるキャバ嬢、2番手でも3番手でもいいから...ってダメ男に沼っている女の子、そして売れないシンガーソングライター。

 

ウチら準備万端!!!!いつでも食べて!!カモン!美味しいよー!!なのにさ、ウチらどこか歪で、急に魚の内蔵くらい脳天突き刺さる苦いところにぶちあたっちゃったりするからさ、なんか不器用な構造してっからさ、だから1番になれないのかなー。ってキリキリ悩んではTwitterのタイムラインでもスクロールして鬱をもみ消す深夜2時のウチら。

 

私の話をすればですが、シンガーソングライターおじさんよりシンガーソングライターの人口の方が多くないすか???と、演者同士で予約取り置きDMの取り合いをするというなんとも言えないこの構造に気づかないふりをして、私たちはライブの告知をするのです。

 

もっと私のこと見てよ

あのコのことなんて見ないでよ

私のこと本指名してよ

ソウメイおろせよ

てめぇ私の現場にこいよ

 

 

クッソーーーー!!!!このハゲ!!!!!!!!!●ね!!!.....でも、そんなこと言ったって、私はあのコより魅力がなかった、それだけ。あのコ苦いところなさそうだもんね。美味しく全部食べられそうだもんね。

 

f:id:losersclub:20230131223244j:image

 

三十路の棺桶に

毎度暑すぎる夏に嫌気が差している。

ここ数ヶ月のクレカ明細を見返したら欲望のままに買い物しまくっていた(主に買い食い)ことに絶望。

ぼーっとしていたら7月が終わろうとしているし。

 

本当に世の中どうかしてるぜ!!!!

まぁだいたい自業自得!!!!

 

 

 

そんなアホな私も、こないだ30歳になった。

若さ信仰みたいなものはクソだと本気で思っているし、別に過去が幸せだったとか戻りたいとか1ミリも思わないけれど、、、けれど!

私の人生いよいよ残り少なくなってきたー!という焦りと嬉しさでいっぱい!である!

体強くないし病気とかで寿命短いならきっと折り返しを過ぎてるかもで、そうでなくても年々時間の体感速度は加速してく。きちんと動ける体で生活できる期間すらやっぱ折り返した感あるよなーって。そんなことばかり最近考える。やりたいこといっぱいあるのに。ぜんぜん間に合わない。ぴえん。そんなことを考えている時間こそ無駄だとも思う。曲を書け、歌詞を考えろ、文章を書け、せめて自撮りでTLに浮上しろ。でもムリムリ、頭でわかってても出来ないこと沢山あるんだもん。だって人間。それが人間。ぴえん。

 

死ぬとき後悔する人生は嫌だ。

でも....いつ死ぬかわからないしな....いま寿命全うする前提で書いてたけど明日交通事故に遭うかもしれないし大地震に遭うかもしれないし。

 

後悔のない人生なんてめっちゃ難しいのかも。

うーん。

急遽棺桶に入ることになっても、せめて二の腕と二重アゴぷよぷよのままは勘弁してほしいな。

 

 

痩せよ!!!!

 

うろんな客

ひたひたひたひた、足音が聞こえる。

 

そいつが憑くと、パソコン作業をしていても、ネトフリを観ていても、パフェを食べていても、足音が消えることがない。耳障りだし、本当に気が滅入る。

はやくどっか行ってくれ、もうわかったから。なんて頭を抱えても、ぴったり張り付いてなかなか離れてくれない。

その存在にハッキリ気づいたのは12歳の頃で、でも、きっともっとずーっと昔から、赤ちゃんのときから、私の側にいたように思う。

 

そいつは憑く人にはとことん憑いて回るし、憑かない人は憑かない。(と思う)

私はずっとそいつが"いる"世界で生活していて、幼い頃に見たどんな景色や記憶を思い返しても、そいつがいつも紛れ込んでいる。もはや可愛く思えてくる。

時間が経てば、ストーキングに飽きて少し遠くから私を眺めてくれるようになる。私も日常に集中できる。べったり張り付いて私の邪魔をしてくるのは年に3.4回だ。いつになったらこいつと仲良くなれるのだろう。

 

ひぐらしの鳴く頃に」というアニメで、主人公に足音がついて回る祟りの正体は、実はとんでもない萌えキャラだったという、もはやオタクの中では説明不要の萌展開があるんだけど、私に憑いているあれも、とりあえずとびきり可愛い女子であってほしい!!!!!、じゃないと!!!許せない!!!!

幸せの胸ぐら

土日祝休みの会社員なので、ありがたいことにゴールデンウィークは7連休だった。

だがしかし、だがしかし...私はどうも日中働いてないとダメみたい、ということに気付く。家事、仕事のノルマ、自分のライブの準備などとにかく何かに追われる生活をしているせいか、「思う存分ゆっくりしてね〜❤︎」みたいな長期休暇が突然現れると体がマジでバグる。

身の回りに「休みになると下痢をする」「休日は熱を出す」ワーカーホリック人間が多いなとは思っていたが、私もややその気質なのかもしれない。このGW中も夜中に何度か過呼吸を起こして一人でキレながら咽び泣いた。普通に辛い。

 

じゃあ時間もあるし曲を作りまくろう!とギターを触るもそもそもの調子が狂っているので良い曲が書けない。良い曲はいつもクタクタな平日の夜に20分あればできる。できないときは何をしてもできない。GWの限りを尽くしてもできない、、、、あーーーーーーーーー

 

 

このままGW終わらせたくないなぁということで

思い立って貯金を切り崩して、今まで手に取ったこともないようなハイブランドで財布を買いました。絵に描いたような衝動買い。

私は本当にエゲつない薄給OLなので経済的に余裕があるわけではないねん、でもさ、

 

無茶苦茶なことするってなんでこんなに気持ちいいんだろうね!最高!!

 

結果、最高のGWを無理矢理作り上げました!この手で!!身銭で!!

幸せはいつも手作り!!!

さいこー!!!!!

 

可愛い曲が書けない訳だ

もう20年くらい昔、イッテQのシリアス版みたいな番組で(名前忘れた)ミイラ特集をやっていた。何かの生贄にされた若者がせめて死ぬ前に酒を浴びるほど飲みたかったらしく、結果吐瀉物らしきものが付着しまくったミイラが発見されたらしい。子供だったのかな、すんごく穏やかな表情でマジでゲロったままミイラになってて。

ああ生きていくことって、こんな生々しいことなのだなと、しみじみした小学生の夏。

 

 

どれだけ清潔に生きても、私達の腹の中はクッサイ胃物やら排泄される予定のアレやコレが詰め込まれている。セミの抜け殻でパンパンされた、同じクラスの橋本君の筆箱。泣く橋本君の顔。正門の前で3年生に殴られている知らない2年生。不良でも学校に行けるのになんでアンタは行けないの?と言われて気付いた人生のむずかしさ!

 

生活というのはこんなにエグみあるものなのに、恋がどうとか誰が好きとか、チャンチャラおかしくないですか??????と思う気持ちはあのミイラを見た小学生の時から変わらない。だからオッサン受けしそうな可愛い曲書けないんだよなーーー。

ひねくれていてごめんね!!!